マミーズアワーズプロジェクト

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カテーテルケースってご存知ですか?

2017年11月06日

CVカテーテルケース




中心静脈カテーテル(CVカテーテル)とは、抗がん剤を中心静脈にダイレクトに届けるための細い管です。
小児がんなどの化学療法や、IVHやTPN、いわゆる「中心静脈栄養法」といって高カロリー輸液を体内に取り込み消化器系障害の治療、心臓疾患の治療など長きに渡り点滴治療をする子供達は、中心静脈カテーテル(CVカテーテル)を体に埋めこんでいる事が大多数です。
しかし、その先端は体から突出しており、見栄えもグロテスクですし、なにより管が身体の近くでぷらぷらしていたら衛生面でも問題です。
特に小さなお子さんだと、気になって引き抜いてしまう引き抜き事故が懸念されます。
そこで各医療機関より案内されるのが、「CVカテーテルケース」です。

http://heartfelt-gift.com/catecover/

小児がんは年間2500人が発症すると言われており、そのほとんどの場合、何らかの形で抗がん剤治療を必要とします。

特に長期間の抗がん剤治療を必要とする子供達は、首と鎖骨の間あたりからCVカテーテルを挿入し、胸のあたりから刺入部が突起しその先のルートから抗がん剤をダイレクトに入れるという方法をとるのが一般的です。

小児がんの抗がん剤治療は、一度に大量投薬するのではなく少しずつ長い時間をかけて薬剤を投与するので、CVカテーテルとの付き合いも必然的に長くなります。

また、小児がんだけでなくIVHやTPNという、いわゆる「中心静脈栄養法」と言って高カロリー輸液を体内に取り込む方法があり、消化器に何らかの障害がある人たちもまた、同じようにCVカテーテルを埋め込んで生活を送っています。小児がんの子供達は、治療が終わればCVカテーテルを抜く手術をしますが、このIVHを行っている人々は、根本治療に成功しない限りかなり長いスパンでCVカテーテルをしながらの生活を送るということになります。

実際、私の息子は小児白血病に罹患し、治療中ずっとCVカテーテルをつけながら生活を送っていました。
外泊期間(2週間及び2ヶ月間の中間維持期間)もそれは同様で、その間に久しぶりに地元の小学校に顔を出したのですが、子供達の視線は抜け落ちている髪ではなく片胸の膨らみでした。「ねぇ、なんでおっぱい大きくなったの?」何人かの子供たちは純粋に「知りたい」という気持ちで質問してきました。

もちろん本人は小学生なのでうまくは答えられません。「ここから薬入れるねん」そう答えていました。聞いた子供は「?????」といった表情を浮かべていました。

そこで私は、「これはな、病気を治すのに強い薬を使わなくちゃいけなくて、それが漏れ出したら大変なことになるから、漏れ出さないようにするために首に管を埋め込んでそこから薬を入れるようにしてるんだよ」と答えました。

子供達は「エーーー!!!すごいやん。痛いやん?大丈夫?」とそこでやっと事の重大さを認識したようで驚きの声をあげていました。

しかし、ほんの一言こうやって説明すれば、お互いに気をつけなければいけない共通認識も芽生えるのに、CVカテーテルについてほとんどの人に認識がなく、わからない故に奇異の目で見てしまわれがちなのが現実です。

CVカテーテルは、命をつなぐ管です。あるものはそこから抗がん剤を、あるものは生きるために栄養を・・・その大切な1本のルートについて、もう少し一般的な認知がされてもいいのではないかなと思っています。

https://www.mammies-hours.com/inquiry
知って欲しい思いがあります。
小児慢性特定疾病。マミーズアワーズショップでカテーテルケースをお買い求めいただくお客様のほとんどが、長期療養を余儀なくされているお子様の保護者の方々です。しかし、病気の話もさることながら、子供の闘病に付き添いながらの生活の大変さ、子供たちや保護者の方々の頑張り・・・そういう部分は、まだまだ理解・認知されているとは言いがたい状況です。
マミーズアワーズショップの提案する「子供のお見舞い品」は、子供が闘病したからこそ気づいた本当に欲しいものを提案しています。
その商品がどうして必要だったのか?どうしてあったらいいのにと感じたのか・・・ということを通して、少しでも小児慢性特定疾病など、長期の療養の必要な子供たちとその家族について知っていただけたらと考えています。
そしてぜひ、患児を持つ家族以外の「優しい誰か」からプレゼントしてあげていただきたいなと考えております。

  


Posted by strkikaku at 16:14Comments(0)